風の便り13
サクラの蕾もすこしふくらんだ三月のある日の午後、遠賀南中学校の音楽教室で、音楽クラブ主催の小さな、かわいいコンサートがありました。 クラブの部員が女子学生三人だけということです。演奏はショパンやストラビンスキーなどクラシックとフォークあわせて七曲でしたが、みんな二人か三人の連弾だったのが印象的でした。私は音楽は素人ですが、娘二人を音楽の道にすすませたので、連弾がけっこう長い時間、練習がいることくらいは知っているのです。演奏の最後は、なんとクラブ担任の下川由紀先生が、長い難しい曲をたいへん巧みに連弾したのにはほんとうに感心しました。私は、進学競争が激しくなって以来ずっと、高校・中学の音楽教育がないがしろにされていると感じてきたのですが、こんなすばらしい先生もいるんだと、希望をもった次第です。




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